
外壁塗装を検討するときの注意点や選び方をまとめてみたいと思います。
1:リフォームの計画をたてましょう。
今リフォームをするとして次回は何年後に手を加えるか?
またその次はいつ手を加えるか?
予算はどのくらい用意できそうなのか?
建て替える予定はあるのか?
売却する予定はあるのか?
と、具体的に予定を組める方は少ないかもしれません。
最低でも今回無理なく用意できる予算はしっかり決めて検討し始めた方がよいでしょう。
先々まで見据えると塗装はかえって費用がかさむなんてこともあります。
屋根などは葺き替えた方がよい場合もあります。
また、雨漏りさせしのげればそれでよいなんて場合はそもそも塗装する必要、手を加える必要がないかも知れません。
下手な業者に塗装してもらうことで、瓦が割れ、ルーフィングシートが破れ雨漏れの原因を作るなんてことさえあります。
2:どこまでのメンテナンスをするのか考える。
10年20年と経過すると、モルタル壁はひび割れ、木部は穴があき、サイディングボードはそったり、鉄部はさびて穴があくなんてこともあります。
傷んだ箇所を軽くコーキングやパテなどで穴埋めすれば、パッと見綺麗に仕上がります。
数年はやり過ごせるかもしれません。
しかし多くの場合5年も持ちませんし10年はほぼ無理でしょう。
破風板などは大工に交換してもらう。ガルバリウム鋼板で包んでもらう。
錆びついたトタン屋根は新しく貼りなおしてもらう。
サイディングのシーリングは綺麗にとって打ち直してもらう。
私の経験上、
この程度なら軽く補修してしっかり塗装すれば大丈夫です。
費用はその分かかりますが、しっかりやりかえておきましょう。
前者の方が、私たち業者も楽ですし、施主様の印象もよい、つまり契約に至る確率が上がります。
費用が高い=悪い業者
費用が安い=良い業者
という感覚があります。
ここで抑えておきたいのは、同じメーカーの同じ品番の電化製品の場合、安い方がお得なのは当たり前です。
外壁塗装の場合は人のする作業が商品なので、安かろう悪かろうの商品の場合も多々あります。
ただ、必要を感じないのに大掛かりな工事をする必要はありません。
私がおすすめなのは
ある程度補修すれば塗れないことはありませんが、費用をかけて補修すればもっと長持ちしますよ。
なんていうアドバイスをしてくれる業者を見つけることです。
3:塗料(材料)選び
塗料についてはこのブログでもいろいろ紹介してきました。
今一番多く使われているのが
水性シリコン系だと思います。
水性セラミシリコン・プレミアムシリコン・オーデフレッシュ・パーフェクトトップ・ダイナミックトップ等々
私はこれで十分だと思います。
フッ素・ガイナ・無機ハイブリッド・光触媒
様々な高級な塗料があります。
耐久性が高かったり、機能性が高かったりしますが、塗装だけで15年も20年も長い間メンテナンスしないというのは無理がありますし、リスクも高いように思います。
地震もあれば台風もあります。施工不良で塗料の性能を引き出せないなんて場合もあります。
しかし、最終的には診断に訪れた業者さんのアドバイスを聞きながらじっくり決めていくのがよいでしょう。
ここでの注意点
シリコンと言いながらウレタンで塗装
フッ素と言いながらシリコンで塗装
同じシリコンでも見積書と違うメーカーのシリコン
見積書に商品名すら書かれていない
等聞いてる内容と違う内容にすり替えられているなんて場合もびっくりするくらい多いです。
最低限のチェックは怠らない方が無難だと思います。
4:色選び
色選びを重視される方も多いのではないでしょうか?
塗料のカタログにある小さな色見本をみて色を決めても実際塗ったあとの印象はイメージと違うなんていう残念なことになりかねません。
カラーシミュレーションなどを使えば以前よりイメージしやすいですが、やはりイメージ通りにならないケースもあります。
・晴れたとき・曇りの時で光の入り方が違い印象が変わる。
・対比する色(周りの風景・サッシの色)などで印象が変わる。
・塗料メーカーによって調色の上手い・下手がある。個人的な印象ですが新しいメーカーは下手な傾向にあります。また下手なメーカーに限って作り直しを嫌がる傾向にあります。
・ロッド番号が違うと同じ色名でも違う場合がある。壁の途中で、または面で色が違う。(これはどの塗料メーカーにも言えることでどちらかというと塗装業者のミスになります)材料が足りないから追加発注をかける時などに注意が必要です。
5:業者選び
ここが一番のポイントです。
ここさえ成功すれば、すべてうまくいくといってよいでしょう。
まず
今やお医者さんにかかる時でもセカンドオピニオンなどという言葉が一般的になってきてます。
外壁塗装は安い買い物ではありません。ちょっと網戸を張り替える程度ではありません。
大きな工事です。必ず相見積は必須といってもよいでしょう。
ご近所の方の評判や親戚の評判から良い業者を紹介していただいた場合でもやはり一応相見積は必須です。
例えば評判の良い塾にお子さんを通わせたとして必ずお子さんの学力が上がるわけではないでしょう。
相性というものがあります。お子さんが塾講師を尊敬できるか?好きになれるか?という部分ってすごく大事なことのように思えます。
一般的によい塾講師、伸びしろの大きいお子さんでも相性が悪いとうまくいかない場合もあります。
そこも含めて塾講師の能力だといえば身も蓋もないのですが・・・
近所の家を上手に塗った業者でもあなたの家をうまく塗る確証はありません。
近所の方の合格ラインとあなたの合格ラインは違う場合も多々あります。
同じ人が塗装工事しても満足と思える方とそうでない方もいらっしゃいます。
工事をする前にいろんな業者の提案を聞きご自分にあった業者を選定しなければなりません。
業者選びといっても私もこのブログを書きながら理解してきたのですが、一般の方には難しく、時には面倒で時間のかかる作業かも知れません。
実際に塗る腕のいい職人さんに直接依頼すれば、安く工事できると思います。
問題は
・腕が良いかどうかの判断ができない。
・仕事熱心な職人さんはHPや電話帳に電話番号すらのせてない場合も多い。
等の問題があります。
また一般的に個人の職人さんでも下請けでの受注金額と施主様から直接依頼された場合の受注金額は全く違います。
ご自分で塗装業者のチラシや電話帳、地域紙で宣伝している場合もあるでしょう。
飛び込み営業マンに勧誘されたのがきっかけで検討を始められる方も多いです。
またHP、ブログなどネット上で塗装業者を選ぶのも良いかもしれません。
また一括見積サイトなどは数社一気に紹介してくれるので便利です。
いずれの場合も基本的に見積は無料なので気軽に依頼してみてもよいと思います。
ただ、上記いずれの場合も当たり、はずれがあるということをしっかり認識しておいてください。
安い・こだわりをもった・技術力が高い・親切な・満足度が高い・○○という素晴らしい材料で・足場代無料・安心パック・失敗しない 等々
特に業者のHP上の誘い文句・飛び込み営業マンの営業トークには要注意です。
飛び込み営業マンにはある程度注意するのにHPの誘い文句には無警戒なんて方が多いです。 実際営業会社がHPからも集客するというのも多いです。
すべて間違いとは思いませんが、オーバーな場合が多いのも事実だと思います。
優良業者紹介しますなんていう一括見積サイトも審査等ほとんどなく登録できる場合がほとんどです。 いわゆる技術のない、施工管理もほとんどしない営業会社も多数登録されてます。
石ころもダイアモンドも一緒に入っている箱の中から適当に数社選んでるという場合がほとんどです。
運悪く石ころ3社選んでその中から相対的に選んでも結果は少し立派な石ころだという場合もあります。
そんな中私が唯一おすすめできるのが
ホームプロ
・すでに50万人以上が利用。住宅リフォームポータルサイトランキング7年連続利用者数 No.1(2015年10月リフォーム産業新聞社)
・NHKなどのテレビや新聞、雑誌などで300回以上も紹介。
業者選定審査が厳しいのです。
また、塗装業者だけでなく様々なリフォームに対応してくれます。
塗装業者は塗装ありきで、実際は塗装してもすぐダメになるような部分でも塗装しようとします。
費用対効果や施主様のニーズよりもとりあえずすべてを塗装で済まそうと考えます。
その点ホームプロ
また価格.com リフォーム

外壁塗装の業者選びで迷われたら信頼できる


がお勧めです。
いずれにしても最終的に選ぶのはご自身なのでそれなりに知識があったほうがよい決断ができるでしょう。
安くてよい工事を求めるのは皆さん同じです。相見積をとることで費用を抑える効果があるのも確かです。
しかしそれを追求しようとすると、求めている工事が出来なくなる場合も多いです。
相見積が常識になってきている今、相見積に勝つ方法を業者も考えています。
その方法が割と単純でずさんな場合が多い。という部分を踏まえながら慎重に業者選びをしてください。
最後は人がする工事ですので信頼関係です。信頼できる業者を見つける参考になれば幸いです。


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