ブロック塀にをたらした場合と、マヨネーズをたらした場合を想像してください。

水をたらした場合はブロック塀に吸収されてしまいますがマヨネーズは表面にとどまるでしょう。

今度はブロック塀をサランラップできれいに覆い同じことをした場合をご想像ください。

水もマヨネーズもブロック塀に吸収されることなく表面にとどまるか流れ落ちるでしょう。

ここでいうサランラップがシーラーの大事な役割となります。

シーラーには密着性を高めるという役割の他に吸い込みを止る為に下塗りをしっかりして吸い込みを止めるという重要な役割がシーラーにはあります。

この下塗り剤ですが、壁や屋根の素材や状況によって材料を選定する必要があります。

例えば外壁がモルタルリシン壁の場合とサイディングの壁の場合だと全く違います。

モルタルリシン壁の場合は凹凸もありすごく吸い込みます。

サイディングの場合はほとんど吸い込みは気にしなくて良い場合が多いです。

モルタルリシン壁の場合は密着性もさることながら吸い込みを止める機能のあるシーラーを選択します。

サイディングの場合は密着性を重点に置いたシーラーを選択します。

シーラーの塗装(下塗り)が上手くいってなければ、塗ってる部分と塗ってない部分がムラになったり、耐久性を大きく損なうことになったりします。

屋根で特に注意が必要なのはモニエル瓦、乾式洋瓦等に分類される瓦があります。

この瓦は表面にスラリー層と呼ばれる防水層があります。小麦粉みたいに粒子が細かいものを固めた防水層です。

スラリー層が劣化すると粉状になります。小麦粉に水を混ぜてお好み焼きの生地やうどん等をつくろうとした時、水となかなかなじみません。そしてよく練らないと、最後に小麦粉の粉がボールの底にたまってるなんてことが起きます。

スラリー層が劣化して通常のシーラーを塗ると、ある程度表面のスラリー層はシーラーで多少かたまったように見えるかもしれませんが、粉状で残っている場合が多いです。

つまりスラリー層を固めることができる専用シーラーを塗装しなければ、上塗にシリコンを塗装しようが、フッ素を塗装しようが、あっという間にはげてしまいます。

当然シーラー塗装の前の洗浄も念入りにする必要があります。



また
シリコン系の材料で例えると

水は油性の2液型シリコン 

マヨネーズは水性シリコン



水性シリコンの方が油性のシリコンに比べて塗料の粒子が粗いんです。

粒子が粗い場合マヨネーズみたいに壁の表面にとどまり塗膜が形成しやすいんです。

粒子が細かいと壁に浸透して吸い込みます。

するとムラになったり艶がなくなったりし耐久性が落ちます。

また、水性シリコンと2液型シリコンの大きな違いは密着性に差が出ます。

水性シリコンは密着性が低く2液型シリコンは密着性がよいです。

この二つを下塗りせずに塗装すると、水性シリコンは仕上がりはよいでしょうが数年後剥がれたりしちゃうかもしれません。

2液型シリコンは剥がれにくいでしょうが、壁に材料が吸収され色はつくでしょうが、塗膜が薄いまたはないので、仕上がりが悪いでしょう。


塗装で重要なのは、いかに均一できれいな塗膜がつくれるかということです。

均一な塗膜ができれば、均一な艶、均一な色で仕上がります。

はじめて塗装する場合等はなかなか分かりにくいかもしれませんが、一点の曇りがなくキレイになったなと思えればしっかり塗ってもらえたと思っていいと思います。

最近は、外壁の㎡数を計る、面積を出すことに注目しがちですが、外壁の劣化状況によっては、下塗りを何度もする必要がある場合もありますし、サイディングの場合よりリシンのようなゴツゴツした外壁の方が材料を多く使います。

同じリシン壁でも建って10年の外壁と建って20年で一度も塗装されてない外壁、また建って20年で10年前に塗装されている壁では下塗りの材料の種類や工程は全く異なります。

あまり注目されない下塗りですが、外壁塗装で一番大事で、一番手を抜かれたらこまる部分です。

また上塗りをしてしまえば一般の方ではどんな下塗りをしたか判断できなくなってしまう工程です。



シリコンかフッ素かとTOPの材料で悩まれる前に下塗りをどんな材料でどんな工程でおこなってくれるかをしっかり検討してみてください。








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